はじまり

「一念は天を動かし、天は善き願いを叶える」

鈺善閣の創業者である陳健志董事長は、生粋の南部っ子でした。ある日、家の商売道具である車が横転し、竹が父の腹部に突き刺さるという事故が起こりました。病院に搬送すると医者は助からないと言い、傷口の麻酔と炎症を抑える処置ができるだけで縫合もできないとのことでした。その時ある人が陳董事長の祖母に、願を掛けるには食事を菜食にすると罪業の償いになると言いました。祖母がそれを実行して数十日経つと、父親の傷口が徐々に閉じて回復してきたのです。祖母の敬虔な一念が天を動かしたのかもしれず、またそのようにして菜食料理と縁を結ぶ運命だったのかもしれません。

菜食の仕事に携わって30数年経ったある日、董事長は友人にこう聞かれました。「人生に心残りはないか」と。その時から董事長は人生の課題について考え始め、長年の夢を叶えようと思い立ったのです。人生は人の幸福に貢献することなのだ。天の恩恵を悟った今、これからは感謝の気持ちで社会に恩返しをするべきだと。

健康的な食べ物を提供して、人々に健やかに、安心して食を楽しんでもらいたい。そしてすべての人に健康になってほしい。董事長はそう心に願い、鈺善閣は天の定めにより2004年10月に誕生したのです。